分野別世界大学ランキング 東大が5分野でトップ10入り
英国の大学評価機関「クアクアレリ・シモンズ(QS)」は21日、「専攻分野別QS世界大学ランキング2016」を発表した。ハーバード大学(米国)とマサチューセッツ工科大学(米国)が、それぞれ12分野でトップに入り、2大学で24分野のトップを押さえた。日本の大学では東京大学が「現代言語」の7位をはじめ5分野でトップ10入りを果たした。
2016年度には昨年までの分野に加えて「自然人類学、文化人類学など」「考古学」「鉱山学、鉱山工学」「看護学」「舞台芸術」「社会政策」の6分野が新たにランキング対象になり、過去最多の42分野の調査となった。いずれの分野もトップ10に英国のケンブリッジ大学やオックスフォード大学、スタンフォード大学、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)が名を連ね、アジア地域ではシンガポール国立大学(NUS)が13分野のトップ10に入った。
日本国内では東京大学が「現代言語」「物理学・天文学」「化学」「鉱物・鉱業」「土木構造」の5分野でトップ10入りし、京都大学が「化学工学」で9位、東京医科歯科大学が「歯科医学」で6位となった。また中国の清華大学も3分野、北京大学が2分野でトップ10に入った。
QS世界大学ランキングは分野・専攻ごとに世界49国、総計945大学を対象に評価、ランキング付けし、毎年トップ100大学を発表している。
参考記事
世界大学ランキング 東大は39位、京大が抜いて38位
(写真はイメージ)