「よみがえる学校標本たち」 いのちのたび博物館で企画展
いのちのたび博物館(北九州市八幡東区)は、企画展「ふしぎの教室 よみがえる学校標本たち」を5月15日まで開催する。学校の理科室や資料室で活用されていた人体模型や動物標本などさまざまな標本が、近年の教材の映像資料化や教科の内容の変化によって授業で活用する機会が少なくなり保管が難しくなってきたため、同博物館が受け継ぎ展示する。近年では希少になっているものや、巧妙に作られた標本などを、博物館の新しい資料とともに紹介する。昔の学校をイメージした展示会場内に標本が展示される。
展示は「動物のふしぎ」「からだのふしぎ」「植物のふしぎ」「大地のふしぎ」「むかしのふしぎ」など。「動物のふしぎ」では、哺乳類なのに卵を産むカモノハシ、現在では希少種のクロツラヘラサギ、人体に寄生するサナダムシ、「からだのふしぎ」では、フナの解剖標本、毛皮と骨格が実物のネコ解剖模型、「植物のふしぎ」では、水田の雑草だったが現在は珍しくなったミズオオバコ、「大地のふしぎ」では鉱物標本、「むかしのふしぎ」では考古学資料などを展示する。
この他、アンモナイトの化石や勾玉のレプリカつくり、フライドチキンから知る恐竜の骨、頭の骨格標本に触れる特別授業、電子レンジで押し葉づくりなどのイベントも行われる。
(写真はイメージ)