北陸新幹線利用者数1000万人を達成
昨年、金沢まで開業した北陸新幹線は、4月13日に利用者数1000万人を達成した。1年1カ月での達成は当初予想を上回る早さだという。新幹線開業前の在来線特急時代に比べ、利用者は2.95倍となった。本社機能の一部を沿線に移転する企業も現れており、北陸地域の活況に大きな役割を果たしている。
北陸新幹線は、長野冬季五輪を翌年に控えた1997年に東京―長野間が「長野新幹線」として部分開業。2015年3月14日に長野―金沢間が開業して、東京―金沢間を結び、最短2時間28分になった。
金沢延伸に合わせて登場した新型車両「E7系」には、新幹線のファーストクラスと呼ばれる「グランクラス」が設定され、1列3席の本革電動リクライニングシートやフリードリンクなどのサービスが提供されている。また、新幹線車両としては初めて、普通車も含めた全席へ電源コンセントが設置されている。
北陸新幹線は上越妙高までをJR東日本が、それ以西をJR西日本が運営主体となっており、利用者数は上越妙高と次駅の糸魚川間で集計されている。
今後、金沢駅―敦賀駅が当初予定を3年前倒しした2022年度に完成予定で、将来的には新大阪まで延伸する計画だ。
(冒頭写真はイメージ)