イスラエルの南端の都市で46度、各地で山火事が発生

15日付のタイムズ・オブ・イスラエル紙によると、イスラエル南端のエイラートで気温が46度に達し、1980年に記録された45.2度を超えて観測史上最高の気温となった。このため、14日の朝から172人が失神して医師の手当てを受け、197人が熱性疲労、3人が熱中症の治療を受けたとマーゲン・ダビド公社(ダビデの赤盾(※))の救急医療サービスは述べた。高い気温は各地で観測され、15日には、エルサレムで37度、テルアビブで39度、ハイファで38度、ベエルシバで42度に達した。

また、天候不順によりイスラエル全土で山火事が起き、15日にはエルサレムの周辺の地域でも火事が報告された。規模の小さい火事でいくつかの高速道路が閉鎖され、近隣一体の住民が一時的に自宅から避難した。エルサレムでの火事を除き、ほとんどが15日午後に鎮火され、負傷者の報告はなかった。

同様な高温が予想される場合、午前9時から午後7時まで、バーベキューなどの屋外で火を点けないよう消防局は市民に呼び掛けている。

※諸外国の赤十字社や赤新月社にあたる救護団体。

 
(写真はイメージ)

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