ソフトバンクとアリババがクラウドサービスのJV設立

16日、ソフトバンクは世界最大手Eコマース「アリババ(Alibaba)」を運営するアリババグループ(中国)と提携し、日本でのクラウドサービスを提供するためジョイントベンチャー(合弁会社)のSBクラウドを設立したと発表した。

新会社はアリババグループ傘下のクラウドサービス事業「アリババ クラウド(Alibaba Cloud)」の技術を活用して日本国内にデータセンターを設置し、大小問わず拡張性の高いクラウドサービスを提供する。

サービスラインナップもデータストレージやデータ処理、セキュリティなど、「アマゾン ウェブ サービス(AWS)」と競合関係であり、日本から世界へプレゼンスを高めていくと見られる。

事業開始に伴い、アリババクラウドのバイスプレジデントのシーチェン・ユ氏は「安全で拡張性があり、革新的なクラウドサービスで日本企業の成長を支援したい」と述べた。

出資比率はソフトバンク60%、アリババグループ40%で、代表取締役兼CEOにはソフトバンクの専務取締役のエリック・ガン氏が就任した。ガン氏は海外進出も見据え、「日本企業だけでなく、日本でクラウドサービスを利用したい海外企業にも使ってもらえるよう最先端のプラットフォームを開発する」とコメントした。

同様のクラウドサービスAWSを提供する、世界最大手アマゾンとの競争に挑む。

 
(写真はイメージ)

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