2016年新卒、就職率が過去最高に
文部科学省と厚生労働省は20日、2016年3月に大学を卒業した者の就職率が、4月1日時点で97.3%になったと発表した。前年同期比0.6ポイント増となり、調査が始まった1997年以来最高値となった。
同調査によると大卒就職率は、2008年にそれまでで最高の96.9%を記録したが、同年9月に起こったリーマンショック以降下がり続け、2011年には過去最低値の91.0%にまで落ち込んだ。しかし翌年の2012年から上向きになり、2016年まで5年連続上昇している。
就職率とは、就職を希望した人数に占める就職決定者の割合を指す。同調査は文科省と厚労省が調査を依頼した112校(短大、高専、専修学校含む)、学生6250人を対象に実施され、うち大卒の就職率は国公立と私立を合わせた大学62校から統計が割り出されている。
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