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「怒る側」と「怒られる側」、それぞれ“怒り”の感じ方に衝撃の温度差

日本アンガーマネジメント協会(東京都港区)が行なった「怒りの感情が業務に及ぼす影響」に関する調査結果によると、怒る側と怒られる側との間に大きな認識の差があり、怒り方によっては業務への悪影響が軽減される可能性があることが分かった。

怒った、または怒られた後の業務状況については、怒られた側は1位「仕事のモチベーション低下」40.6%、2位「相手を避けるようになる」25.7%、3位「精神的に不安定になる」23.2%と回答。一方、それに対する怒った後の上司の業務状況は、「どのような状態にもならなかった」が58.7%と半数を越えた。上司に怒られた部下は業務に支障をきたすことが多く、怒る側と怒られる側で大きな意識の差があった。

また、怒られた時の行動・状況別の影響についての質問では、「異動希望を出した」74%、「離職した」57%の人が、怒り方が変われば、その判断をしなかったと回答。一方で、怒り方が変われば「仕事のモチベーションに影響を与えなかった」と答えた人が70%だった。

 同協会代表理事の安藤俊介氏はこの調査結果に対し、「怒る側と怒られる側の温度差を承知したうえで、怒っていることを上手に伝えられるようになることが必要」と考察している。

同調査は2016年3月11日~14日の期間、従業員100人以上の企業および団体に勤める正社員の男女とコールセンター勤務の男女に対して行なったた。部下・後輩に怒った者および顧客に怒った者515名、上司・先輩および顧客に怒られた者774名から回答を得た。

 
(写真はイメージ)

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