ビッグデータ市場、2020年に3000億円市場へ
IT専門調査会社IDC Japanは13日、2015年の国内ビッグデータテクノロジーおよびサービス市場規模が前年比32.3%増の947億7600万円に成長したと発表した。特に、企業内インフラ投資ではなくクラウドサービスを活用したビッグデータソフトウェア関連事業が成長をけん引しているという。
また、2020年の市場規模は2889億4500万円と、2015年の3倍以上となり、この間の年間平均成長率は25%で、今後数年間もさらに成長を続けると予測している。今まではビッグデータを活用したアナリティクス分野を中心に成長してきたものの、今後はIoTやAIなどの高度なデータ活用と運用基盤が成長をけん引すると見立てている。
マーケットアナリストの草地慎太郎氏は、「ITサプライヤー企業は、ユーザー企業に対して長期的なデータ活用のパートナーとして振舞うことで、ユーザー企業のビッグデータプロジェクトの規模を最大化することが求められる」としている。
国内ビッグデータテクノロジー/サービス市場予測: 2014年~2020年
[出典:IDC Japan]
(冒頭写真はイメージ)