ヤマト・DeNA、自動運転で宅配 2017年から実用実験
ヤマト運輸とDeNA(ディー・エヌ・エー)は20日、自動運転技術を使った次世代宅急便の実現に向けて、1年間の共同プロジェクトを進める指針を発表した。2017年3月から始める実用実験のプロジェクト名は「ロボネコヤマト」だ。
実用実験の内容は「オンデマンド配送サービス」と「買物代行サービス」の2種類のサービス。「オンデマンド配送サービス」では、受け取り時間と場所を指定すると車両が指定場所に到着し、後部座席にある荷物の保管ボックスから指定の荷物を受け取る仕組みを想定。「買物代行サービス」は、地域の複数商店の商品をインターネット経由で購入すると、一括で車両が集荷して購入者のもとへ届けるというもの。実用実験を通して利用者のニーズに応えられるかを検証し、さらに細かい要望を収集して改善点を探っていく。まずは運転手がいる状態でのサービス実用化の可能性を探り、自動運転車両導入を検討していく。
消費者の生活スタイルがますます多様化する中で、「いつでもどこでも」荷物を受け取ることができる物流サービスの実現に向けて検証を進めていく。
画像提供:ヤマト運輸
(冒頭の写真はイメージ)