数学と物理の国際オリンピックで日本人高校生全員がメダル獲得
今月開かれた国際数学オリンピックと国際物理オリンピックに参加した日本の高校生が、全員メダルを獲得するという快挙を達成した。
「第57回国際数学オリンピック」は6~16日にかけて香港で開催。日本では、数学オリンピック財団が実施する日本数学オリンピックで代表選手が選抜された。文部科学省の発表によると、6人の高校生が参加して、金メダル1人、銀メダル4人、銅メダル1人受賞した。109カ国・地域から602人が参加の中で国別順位は10位だった。前年のタイ大会の銀メダル3人、銅メダル3人、国別順位22位から12位上げる好成績となった。
また、「第47回国際物理オリンピック」は11~17日にかけてスイス・リヒテンシュタインで開催。物理オリンピック日本委員会が実施する全国物理コンテスト物理チャレンジで代表選手が選抜された。5人の高校生が参加して、金メダル3人、銀メダル1人、銅メダル1人受賞した。84カ国・地域から398人が参加した。国別順位は不明。前年のインド大会の金メダル1人、銀メダル2人、銅メダル2人よりも好成績となった。
【数学オリンピックのメダリスト】
金メダル
・髙谷悠太さん(東京・ 開成高校2年)
銀メダル
・青木孔さん(東京・筑波大附属駒場高校3年)
・藏田力丸さん(兵庫・灘高校3年)
・松島康さん(東京・都立武蔵高校2年)
・村上聡梧さん(東京・筑波大附属駒場高校3年)
銅メダル
・井上卓哉さん(東京・開成高校3年)
【物理オリンピックのメダリスト】
金メダル
・福澤昂汰さん(東京・筑波大附属駒場高校3年)
・吉田智治さん(大阪・大阪星光学院高校3年)
・渡邉明大さん(奈良・東大寺学園高校2年)
銀メダル
・吉見光祐さん(兵庫・灘高校1年)
銅メダル
・髙羽悠樹さん(京都・洛星高校3年)
(写真はイメージ)