日立の人工知能が証券会社のトレーディング業務を代替へ
日立製作所は、人工知能(AI)技術「Hitachi AI Technology/H」を活用したトレーディング支援システムを開発・検証し、証券会社の業務拡大と省力化に有用であることを確認したと25日に発表した。これにより人員を増やさずに多くの業務をこなすことができるようになるという。同社はオンライン証券会社のカブドットコム証券と、トレーディング支援システムの共同開発・検証を実施。
今までは優秀な人材が時間をかけて価格を算出していた業務を人工知能に置き換えるという検証では、場合によって1銘柄あたり人手では数十分必要だった業務が瞬時に自動算出できた。なおかつ、優秀な人材と同程度の質での仕事ができたという。
価格算出では1000種類を超える数値データを投入することができ、人手を介さず人工知能が解析する。また銘柄ごとに予測方法を変えることができるため、銘柄の特性に応じてさまざまなパターンを作ることも可能となり、大半の銘柄において利用することができる。
画像提供:日立製作所
(冒頭の写真はイメージ)