トヨタ、全タク連と協業へ 「未来の日本のタクシー」を開発
トヨタ自動車と全国ハイヤー・タクシー連合会(全タク連)は5日、「未来の日本のタクシー」の研究開発・導入に向けた協業について基本合意したと発表した。
1912年8月5日は日本で初めてタクシーが走った日で、104年後の同日に、未来のタクシーに向けた検討を自動車メーカーと全国タクシー団体で開始することとなった。
協業する内容は、全ての人の使いやすさに配慮したユニバーサルデザインタクシーの開発普及のほか、ホスピタリティや安全・安心、利便性を向上させる車両仕様の策定や周辺システムを構築する。具体的には先端安全装備充実、外国人観光客に対する他言語対応などを検討。自動運転技術の活用による高齢者や外国人運転手の負荷軽減や新しい道路交通のコンセプトも検討する。
トヨタは「おもてなしの心」を反映した次世代タクシーの開発やデザイン検討を進めており、2017年度中に発売を予定していた。今後は全タク連と協力し、子育てファミリーや高齢者をはじめ、外国人観光客や障がい者などがバリアフリーで利用できるタクシーや街づくりを目指す。
(写真はイメージ)