国立天文台がペルセウス座流星群キャンペーン 観測数を集める
国立天文台(東京都三鷹市)は、ペルセウス座流星群が活動する時期の10日夜から5夜にわたって流星の観測数を報告するキャンペーン「夏の夜、流れ星を数えよう 2016」を実施する。国立天文台は特設サイトで「集まった報告で、流星群の活動が変化する様子が明らかになるかもしれない」としている。
キャンペーン参加者は、ペルセウス流星群由来の流星を見分ける方法を特設サイト上で学んだうえで観測に臨む。当日までに、いつどこで観察するかを決めて記録用紙を印刷しておく必要がある。用紙には観察地、観察時刻、流星数を記録する。終了後に結果を国立天文台に報告する。
ペルセウス座流星群は毎年8月のこの時期に活動する流星群で、活動が極大の頃に夜空の暗い場所で観察すれば、最も多いときで例年40個以上の流星を見ることができる。夏休みの時期とも重なることで、時間的に星の見える場所に出向いたり、夜遅くまでの観測したりなど、観察しやすい流星群となっている。2016年は、夜半頃に月が沈むために、その後は暗い流星まで見ることができる。活動が極大となるのは8月12日22時頃。今年は例年よりも流星群の活動が活発で、より多くの流星が見られるかもしれないと予想されている。
特設サイト
http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/201608-perseids/
画像提供:国立天文台