ライチョウ繁殖事業3施設のヒナの性別が判明
環境省による絶滅危惧種ライチョウの繁殖飼育事業によって、6月26日から3施設でふ化したヒナの性別が明らかになった。各施設に4個ずつ送られた計12個の卵は全てふ化し、13日の時点で各施設の全てのヒナは順調に生育している。
ヒナの性別は、上野動物園(東京都台東区)ではオス3羽メス1羽、富山市ファミリーパーク(富山県富山市)ではオス3羽メス1羽、大町山岳博物館(長野県大町市)ではオス2羽メス2羽だった。性別は殻の内側の組織からDNAを抽出して分析する方法で調べた。
上野動物園の卵は乗鞍岳(長野県・岐阜県)で生まれたばかりの卵を6月3~4日に採取し、26日に全部ふ化した。残りの2施設の卵は親鳥がある程度温めたものを6月21日に採取した。富山ファミリーパークでは28~29日にふ化し、大町山岳博物館では6月30日~7月1日にふ化した。
画像提供:大町山岳博物館
参考記事
ライチョウの卵が次々にふ化(2016/07/01)