2015年の留学生、20万人越え 前年比13%増
日本学生支援機構(JASSO)は3月31日、外国人留学生の在籍状況を発表した。2015年5月1日時点での留学生数は20万8379人で、2014年の同日(18万4155人)と比較すると13.2%増加しており、3年連続の増加となった。そのうち45.2%にあたる9万4111人が中国からの留学生だった。
出身国・地域別に見ると、中国に次いで、ベトナム(3万8882人、全体の18.7%)、ネパール(1万6250人、同7.8%)、韓国(1万5279人、同7.3%)、台湾(7314人、同3.5%)、インドネシア(3600人、同1.7%)、タイ(3526人、同1.7%)、ミャンマー(2755人、同1.3%)となった。このうち前年比の伸び率が特に大きかったのは、ベトナム(47.1%増)、ネパール(55.5%増)、ミャンマー(42.4%増)だった。
在学段階で見ると、大学(学部)が6万7472人(全体の32.4%)で最も多く、次は日本語教育機関で5万6317人(同27.0%)。大学院は4万1396人(同19.9%)だった。
専門分野は、人文科学が9万4094人(同45.2%)と最も多く、社会科学(5万5075人、同26.4%)、工学(2万4665人、同11.8%)が続いた。
受け入れ数が多かった大学は1位から順に、早稲田大学(4603人)、東京大学(2990人)、日本経済大学(2835人)、立命館アジア太平洋大学(2649人)となった。
全体の93.8%にあたる19万5419人が、私費留学生だった。
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