世界大学ランキング、東大は34位 アジアは軒並み順位アップ
英国の大学評価機関「クアクアレリ・シモンズ (Quacquarelli Symonds、QS)」は6日、「QS世界大学ランキング2016/17」を発表した。1位は5年連続でマサチューセッツ工科大学(米国)となった。東京大学は5つ順位を上げて34位となり、京都大学(37位、昨年38位)を再び抜き返した。日本をはじめアジア各国の大学は軒並み順位を上げた。
世界ランキング2位はスタンフォード大学(米国、昨年同率3位)、3位はハーバード大学(米国、昨年2位)、4位はケンブリッジ大学(英国、昨年同率3位)だった。
アジア地域では、シンガポールの2つの名門大学、シンガポール国立大学(NUS)と南洋理工大学がそれぞれ12位、13位と、昨年と同じ順位についた。その次に清華大学(中国、24位、昨年25位)、香港大学(27位、昨年30位)、東大、ソウル大学校(35位、昨年36位)、京大、香港科技大学(36位、昨年28位)、北京大学(39位、昨年41位)、復旦大学(中国、43位、昨年51位)、香港中文大学(44位、昨年51位)、KAIST(韓国、46位、昨年43位)と続いた。
日本は上位20校のうち、14校が順位を上げた。中国、香港、韓国も、主要な大学は軒並み順位を上げている。
QSは、これらアジア諸国において、国からの投資の効果が現れていると分析している。
評価基準は、研究者によるピア・レビュー(40%)、雇用者の評価(10%)、学生一人あたり教員数(20%)、教員一人あたり引用数(20%)、外国人教員比率(5%)、留学生比率(5%)。
参考記事
世界大学ランキング 東大は39位、京大が抜いて38位(2015/9/19)