海外在住者がもらってうれしいお土産 ドイツ編(1)ふりかけ
このコーナーでは、書き手の個人的な嗜好と独断と偏見に基づいた、「海外在住者が日本からもらってうれしいおみやげ」についてご紹介&考察していきたいと思います。
ちなみに第1回目を飾る私は、ドイツ在住者(女性、A型)です。
●ふりかけ類
ドイツでも米は手に入り、ごはんを炊くことはできます。私の自宅キッチンには、こちらで購入した中国製の電気釜があり、1週間の半分以上はごはんを炊いています。残りの半分は、パスタとジャガイモとパンのローテーションですね、だいたい。
しかし日本人は、世界に冠たる「お米の味にうるさい民族」。それで、いくつかの問題が生じるわけです。
・お米の味が(日本と比べて)おいしくない
・水が硬水なので、ごはんが炊きあがったときの味もなんだか違う
・ごはんといっしょに食べる和風のおかずがほしいと思ったら、自分でつくるしかない
・和風の食材が手に入りにくい
などなど
そこで重要な役割を果たすのが、ごはんの友! ふりかけの数々です。みごとに和風テイストの食卓を演出し、時に「おや?」と感じなくもないごはんの味をカバーしてくれるのです! 賞味期限が半年以上あるゆかりなどの乾燥ふりかけは重宝しますし、昆布の佃煮やちりめんじゃこ、お茶漬けのもとなども、もらってうれしい日本からのおみやげの定番と言えます。しかしこの中でもそれぞれの好みがありますよね。ちなみに私が、永谷園のお茶漬けシリーズの中で一番好きなのは梅干茶づけです。ふりかけ全般、どちらかというと「梅しそ系」が好きかも。
ところで、日本に住んでいればそれほどありがたみを感じないものが、海外に出ると「ありがたみポイント」急上昇になるのはなぜなのか? これを理解するためには、あなたの半径10キロメートルに、コンビニも大戸屋も日高屋もない世界を想像していただくしかないですね。
さて次回は、「ありがたみポイント」は決して高くないけれど、「その気持ちがうれしい」おみやげについて紹介したいと思います。