私たちの日常生活は、目に見えないさまざまな法律によって守られている。ふだんの暮らしの中で、自分自身が何かの事件に巻き込まれたり、ましてや法によって裁かれる立場になったりするとは想像しがたいかもしれない。

しかし、司法制度は本当に万全に機能しているのか？　ニュースで流れる犯罪事件は、本当に正しく報道されているのか？ 本シリーズでは、一般に報道されているニュースを法律家の目を通して読み解くことで、新たな視座を提供していきたい。

協力：三上誠 元検察官。弁護士事務所勤務を経て、現在はグローバル企業の法務部長としてビジネスの最前線に立つ、異色の経歴の持ち主。

 

検察OBも警鐘、「検察庁法改正」の問題点とは？

司法の危機　書き加えられた「内閣による定年延長」

緊急事態宣言はなぜ発動されない？ 新型コロナで改正特措法

ゴーン氏の海外渡航で何が検証されるべきなのか？

芸人の「闇営業」問題の真相

元農水事務次官の息子殺害事件　なぜ事件の「連鎖」は起きたのか？

ゴーン氏保釈の背景と新弁護団の「創意工夫」

ゴーン氏弁護士交代にみる、法曹界の裏側

なぜ、カルロス・ゴーン氏は保釈されないのか？

伊藤詩織さん事件に見る日本の「恥」と「謎」

オウム事件と死刑執行に見る、死刑制度が維持される理由

「働き方改革法案」に見る、雇用者主体の日本の労働市場

アメフットの悪質タックルは傷害罪に相当するのか？

どうなってるの？ 芸能人と所属事務所との関係

「NHK受信料合憲」判決が抱える矛盾

「東電OL事件」に見る冤罪と「消極証拠」

痴漢冤罪保険の意義について

意外と知らない？ 司法の落とし穴とは