宇宙航空研究開発機構（JAXA）は、2017年度に同時に打ち上げる予定の気候変動観測衛星「GCOM-C」と超低高度衛星技術試験機「SLATS」の愛称を募集している。
GCOM-Cは、19種類のさまざまな色（波長）を観測することができるセンサー「多波長光学放射計（SGLI）」により、宇宙から地球環境を把握して気候変動メカニズムの解明を目指す衛星だ。SLATSは、大気の抵抗の大きさから、従来は人工衛星の軌道を長期間維持させるのが困難だった高度300km以下の超低高度での継続飛行を、高効率イオンエンジンにより実現した。将来の超低高度衛星の開発や利用に向けた技術実証を行う試験機。
愛称の条件は各人工衛星の機能やミッションをイメージできて発音しやすく、ひらがなもしくはカタカナであることなど。誰でも応募できる。応募方法はWEBページからで、期間は31日20時まで。結果発表は7月頃を予定し、JAXAのプレスリリースおよびホームページ等で行われる。
選定された愛称の提案者には、全員に認定証と記念品が贈られるほか、抽選で各1組、計2組を種子島宇宙センターでのGCOM-C及びSLATSの打ち上げ見学へ招待される。
画像提供：JAXA
