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世界遺産を訪れる パリ ベルサイユ宮殿

誰もが一度は夢見たことがあるかもしれない、黄金色のきらめく宮殿と美しい宝飾品……人々の永遠の憧れ。高い天井にまばゆく輝くシャンデリア、緑の茂る壮大な庭園と咲き誇る花々。世界には、そんな夢が実在する場所がある。パリのベルサイユ宮殿だ。

世界遺産を訪れる パリ ベルサイユ宮殿

フランスは、世界遺産登録数世界ランキングでイタリア、中国、スペインに次ぎ、第4位に位置する。その大半を占める文化遺産(世界遺産は文化遺産、自然遺産、複合遺産に分類される)のうちの一つとして1979年に登録されたのが、このベルサイユ宮殿。

王権神授説に基づき絶対王政による統治を行った、フランス国王ルイ14世が1682年に建築したこの宮殿は、王の権勢を象徴する豪華な建物と広大な美しい庭園で有名である。

世界遺産を訪れる パリ ベルサイユ宮殿

Gare de Versailles駅から歩くこと約10分。門に近づくと、この宮殿の主として栄華を誇ったルイ14世の像が出迎えてくれる。

黄金に光り輝く門。中に宮殿が見えている。

世界遺産を訪れる パリ ベルサイユ宮殿

最も有名な鏡の間。当時、訪問者や宮廷人の謁見、待ち合わせ、出会いの場として使われたという。フランスの政治的、経済的、芸術的繁栄の象徴となる作品の数々が並べられ、フランス国家の威光を示すものとなっている。

世界遺産を訪れる パリ ベルサイユ宮殿

広大な庭園も特徴の一つ。「全体を軸線上に対称に配置し、細部の奇抜なデザインとバランスを図る」この特徴的な様式は、フランス式庭園の代表とされている。

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