箱根の魅力再発見の旅(2) 箱根ガラスの森美術館
箱根で温泉の他に有名なものの一つは、美術館だろう。箱根ガラスの森美術館、ポーラ美術館や芦ノ湖成川美術館、箱根ラリック美術館など、数多く点在する。
今回訪れたのは箱根ガラスの森美術館。この美術館は、箱根仙石原に位置する日本初のヴェネチアングラス専門の美術館で、敷地内の庭園はヴェネチアをイメージして造られている。じゃらん観光ガイドサイトでは、箱根の美術館の中で口コミ件数が第1位にもなった。
入場料は大人1500円、高校・大学生1100円、小・中学生600円。ちなみに箱根湯本駅前では、大人1200円の前売り券が購入できる。特徴的なのは入館チケットのデザイン。昨年末から4月初旬まではヴェネチア仮面祭を開催しており、チケットが紙製の仮面だった。この仮面祭期間中は無料でヴェネチアのカーニバルの仮面と衣装を館内貸し出ししており、仮装したまま散策をすることが可能だ。
敷地の中に入ると、ガラスのツリーやアーチが太陽を反射してキラキラと輝いている。その煌めきに圧倒され、思わず息を飲んだ。
アーチをくぐり抜けた先にはヴェネチアングラス美術館がある。今からさかのぼること7、 8世紀。中世に「アドリア海の王女」として、地中海における覇権を誇ったヴェネチア共和国において、それ以降もヨーロッパの貴族たちを熱狂させたという、繊細で美しいガラスの作品を堪能することができる。
数々の美しい作品たち。ヴェネチアを彷彿とさせる美しい庭園。流れるバイオリンの音楽にも癒される。館内にはイタリアンレストランも併設され、多くの人で賑わい人気を博している様子だ。
【施設情報】
箱根ガラスの森美術館
URL:http://www.ciao3.com/
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
TEL:0460-86-3111
(箱根の魅力再発見の旅(3)につづく)